豊胸手術後のアフターケアをチェック

豊胸手術は施術を受けたらすぐに完了という訳ではありません。施術後のアフターケアもポイントとなります。代表的な豊胸手術、バッグ挿入法・脂肪注入法・ヒアルロン酸注入と3つの施術で行いたいアフターケアをまとめてみました。

豊胸手術にチャレンジしてみたいと考えている方は、アフターケアの内容を知っておくと良いでしょう。

アフターケアでダウンタイム期間や仕上がりが変わる

豊胸手術で満足のいくバストを手に入れるためには、技術が高く信頼できるドクターがいるクリニックを選ぶというだけでなく、術後に自分で行うアフターケアも重要となってきます。アフターケアを怠ってしまうと、術後のダウンタイム期間が長く続き痛みや腫れ、むくみなどの症状に悩まされることもあるようです。

また、間違ったケアをしたことで豊胸手術の効果がしっかり出ないケースもあります。ダウンタイム期間の症状を少しでも軽減するため、そして満足できる仕上がりを得るために正しいアフターケアを知っておくことが大切です。

『豊胸手術を受けるなら知っておきたいダウンタイム期間』

バッグ挿入法のアフターケア

豊胸手術の中で最も体への負担が大きいとされているのがバッグ挿入法です。バッグ挿入法は脇などを切開し、そこからシリコンバッグを挿入し縫合するという手術を行います。バッグ挿入法の場合、術後のアフターケアとしてバストのマッサージが重要なようです。

人の体は異物を追い出そうとする働きが備わっています。シリコンバッグも異物ですので体は排出しようとしますが、出すことはできません。すると体はシリコンバッグから身体を守ろうとして、シリコンバッグの周りに皮膜を作りさらに、異物であるシリコンバッグを小さくしようと締め付けるような動きをします。

小さく締め付けるような働きで、どんどんバストが固くなってしまうのです。バッグ挿入法での豊胸手術後、バストが固くなったという失敗例を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。バストが固くなってしまうこのような現象は、カプセル拘縮と言われています。

カプセル拘縮が起こってしまったバストは固くなるだけでなく、最悪の場合は挿入したシリコンバッグが破損してしまうおそれもあるので注意が必要です。このカプセル拘縮を起こさせないために、アフターケアが必要です。

バッグ挿入法後のアフターケアは、マッサージが必要と言われています。正しいマッサージを行うことで被膜の密着・硬化を緩和し、挿入したシリコンバッグが固くなってしまうリスクを軽減します。バッグ挿入法を受ける場合、カウンセリング時にマッサージ法を聞いておくと良いでしょう。

脂肪注入法のアフターケア

脂肪吸入法は近年、人気を集めている豊胸手術の1つです。自分の体についている余分な脂肪を吸引し、その脂肪をバストに注入することでボリュームアップしたり、バストのデザインを整えるという効果を得られます。脂肪注入法のアフターケアは、脂肪を吸引した部分に重点をおくことが必要です。

脂肪注入法の場合、脂肪を注入したバスト部分より吸引した部分の方が、より痛みや腫れといった症状が出やすいです。脂肪吸引を行った部位のアフターケアで、重要となってくるのが圧迫とマッサージです。脂肪を吸引した部分はむくみが起こりやすくなっています。

むくみの症状を緩和したり、出にくくするために行うアフターケアが圧迫です。圧迫することで余分な水分の停滞を防ぐことができます。圧迫のアフターケアによって、皮膚を固定でき痛みも和らぐ効果が期待できます。マッサージは術後、3週間から4週間ほどした後に行うアフターケアです。

マッサージすることによって、脂肪を吸引した部分が早くなめらかに回復する効果を高めます。脂肪を注入したバスト部分は、特にマッサージなど行う必要はありません。マッサージをすることでかえって、脂肪が定着するのを妨げてしまいます。

脂肪注入後、バストは特に触ることなく安静にしておくことが重要です。脂肪をしっかりと定着させたいのであれば、生着率を下げてしまうタバコも控えましょう。喫煙は脂肪の生着率を下げてしまうだけでなく腫れなどの症状が、より強く出てしまうリスクがあります。

脂肪注入法だけでなく豊胸手術を受けるのであれば、術後一定期間は喫煙は避けることをおすすめします。

ヒアルロン酸注入のアフターケア

メスを使わないプチ整形のヒアルロン酸注入は、アフターケアは必要ないのではというイメージを持つ方も多いかもしれません。ですが、すぐにいつもの日常生活を送れるようになる訳ではないので、その点は気を付ける必要があります。

ヒアルロン酸注入後、運動やアルコールの摂取は1週間ほど控えましょう。運動・アルコールの摂取は血液の流れを良くする作用があり、ヒアルロン酸を注入した部分の腫れや痛み、内出血といった症状を酷くしてしまう危険性があるためです。

また、ヒアルロン酸注入後にすぐマッサージをしたり、うつ伏せで寝てしまうと注入したヒアルロン酸が移動してバストの形が崩れてしまうことがあります。ですので、プチ整形のヒアルロン酸注入でもバストに刺激を与えないよう、術後は気を付ける必要があるのです。

アフターケアが充実しているクリニックも

豊胸手術後のアフターケアは自分で行えるものもありますが、はやり不安に感じたりダウンタイムの症状が思っている以上に強く、クリニックで診てもらいたいという場合もあるでしょう。豊胸手術を行っているクリニックの中には、アフターケアを充実させているところもあるようです。

豊胸手術後、24時間体制でドクターに相談できる体制を整えているクリニック、手術後の消毒や抜糸、検診などを無料としているクリニックがあります。費用は追加でかかりますが術後、できるだけ傷跡が残らないようレーザーや超音波での治療を行っているクリニックもあります。

このようにアフターケアが整っていて相談しやすい環境のクリニックであれば、術後に不安を抱えなくて済むでしょう。豊胸手術の腕が良いのはもちろん、手術後のアフターケアが充実しているかどうかもクリニックを選ぶ際には、押さえておきたいポイントです。

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正しい知識をつけることが大切

豊胸手術後はどのような施術法であっても、アフターケアが必要となります。アフターケアの方法を知っておかないと、満足できる仕上がりにならないリスクが高まるでしょう。カウンセリング時に自分が受けたいと思っている豊胸手術には、どのようなアフターケアを行う必要があるのか前もって正しい知識をつけておくことが、豊胸手術の成功につながります。